温室効果ガス25%減

昨日の日経の一面。
「製造業13.9%どまり」とあります。
これは2020年の温室効果ガスの90年比の削減見込み値です。
正直な感想としてこんなものかなという感じはします。
14%減らすというのも、相当な努力が必要なのだと思います。
大規模な設備投資も必須でしょう。それを多くの企業にさせることができるのでしょうか。
現状、厳しいです。


企業の環境担当として、25%という大きな目標は掲げるべきかもしれません。
しかし90年比で25%減であれば、現状からはおそらく30%近く減ですよね。
産業界はこれまでも削減努力を続けてきたし、10年間で30%減らすことは望めなそうです。
それを達成できるだけの投資をできる企業も少ないし、それを補助できる国の財政でもないです。
産業界の努力も必要ですが、もっと重要なのは民生、つまり家庭での生活での削減が重要です。
正直、家庭での生活はまだまだ無駄が多く、削減できる余地が沢山できるように思います。
さらに、企業に比べて、小額の投資で比較的大きな削減効果も期待できます。
90年から現在までをみると、エネルギー使用量は、産業界は横ばいなのに対し、民生と運輸は増加。
25%減を達成するためには、民生部門での30%以上の削減が必須であると思います。