今時の

サッカー日本代表は、オランダに完敗後、ガーナにはなんとか勝ちましたね。
しかし相手は、中二日での試合ということ、移動後ということ。
奇跡的な逆転勝利ではありましたが、ガーナは最後は完全に足が止まっていました。
なので、あの勝利で喜んではいられませんね。


マスコミで騒がれているのは、本田と中村俊の不仲。
まあ、これはマスコミが煽っているだけのことだと思いますが。
しかし、中村はチームの中心なのだから本田がチームに馴染めるように、もっと力を貸すべき。
チームの中心、という器でもないのかもしれないですが。
話は変わりますが、中村はレガシーのCMに出ているのですね。
完全に日産とは決別ということでしょうか。


マスコミの本田に関する報道を見ていると、「自己中心的」、「自信過剰」というものが多いです。
しかし、僕は本田のゴールを目指す姿勢は好きですね。
勿論、もう少し守備にも力を入れるべきだとは思いますが、まだ若いし時間が解決してくれるのでは。
それにしても、日本はずっとゴールをどん欲に目指す選手を求めてきたはず。
しかし、実際に表れると、異端児として拒否反応を示してしまう。
これはサッカーに限らないように思いますね。


ビジネスの世界でも、日本が世界で活躍するためには、自己主張をしっかりできる人間を育てるべき、と言ってきたはず。
しかし、上下関係を無視して、年上にも意見を言う若者が増えてくると、「今時の若者は・・」という何時もの拒否反応。
そのような人間を求め、育ててきたのは大人なのではないか。
勿論、先輩を敬いつつ、意見を言える人間が理想なのかもしれないが、
若者すべてにそのような立派な理想像を押し付けるのはどうか。
若者はその理想像に近づく過程にいるのだから。
「最近の若者は・・」と傾向を分析するのは良い。
しかし、「最近の若者は・・・、だからダメ」などという固定概念に基づいた批判をするならば、脳の「老化」が進んでいると感じる。
最近の若者を批判するおじさんもいるが、そのおじさんを遥かに凌ぐ能力を持つ若者は沢山いる。
大人や上司の責任というものは、自分よりも優秀な子供や後輩を育てることにある。
もしそれが出来ていなくて、もし本当に今の若者がダメならば、自分たちの教育力・指導力を責めるべきである。


話がだいぶそれてしまいましたが、今の日本代表には本田を受け入れるキャパの大きさがほしい。
本田のような選手は、今後の代表には必ず必要になるはず。
やはり中田英の偉大さを感じるが、本田がドイツW杯の中田のようにならないことを祈ります。