WBC辞退


WBCメンバーに選抜された選手の中で、中日勢は全員が辞退したことが話題となっています。
これを落合監督やフロント主導で辞退させたと見る人もあり、非難をしている人もいます。
落合監督を嫌いな人・マスコミによる、落合バッシングに見えます。


僕としては、別に出たくなければ出なくて良いと思います。
そして、おそらく落合監督が辞退させたのではないと感じています。
「選手一人一人が個人事業者。選手の判断に任せる」というのが、落合監督の本音だと考えています。


岩瀬・川上・荒木などは、北京オリンピックに参加し、心身ともに疲労困憊で帰ってきました。
後半戦、調子が上がりませんでした。
それを経験した選手たち、そんな選手を見ていた周りの選手が、簡単に国の代表に選ばれたいと言うとは思えません。


北京オリンピックを経験し、それでもWBCに出たいというダルビッシュなどの気持ちは非常に頼もしいです。
ただ、それをすべての選手に強要するのは違うと思います。あのオリンピックのわずか半年後に。シーズンの直前に。
中日選手のWBC辞退は、選手たちの正直な気持ちの表れだと感じるのです。


出たいという選手でチームを作ればいいのです。それが勝利を掴む、最良の方法です。